オーディンの森

歴史の小舟

三十六〜謎編

わははは;;タイトル意味不明でごめん;;
これはですね;;某サイトの掲示板でですね、酒三十六回と書いた掛け軸の話から出たことでですね;;これの意味がわからない、と書かれていて、で、自分も知らなかったから「広辞苑」で引いたんですよ、三十六を…まあ、普通、広辞苑で三十六引く奴はいないわな、と思ったんですが、そしたら、これがあるある。三十六計、三十六歌仙、三十六禽等々、出るわ出るわ…何これ、三十六って意味あるわけ?ということで、某サイトの方に御了解を得て、このネタをいただいてきたわけです☆
とりあえず、どれくらい三十六かというとこれくらい三十六なわけでして(意味不明)、

さんじゅうろくきん【三十六禽】
一昼夜一二時の各自に一獣を配し、それそれに二つずつ属獣がついた計三六の鳥獣。占いに用いられ、また、仏教ではそれぞれの時に出現して修行者を悩ますという。(『広辞苑』第三版、新村出編、岩波書店から引用。以下同様)

他にも、三十六詩仙、三十六人集、

さんじゅうろくりん【三十六鱗】
(体側の鱗が縦に三十六個並んでいるからいう)鯉の異称。

で、三十六歌仙、三十六計、三十六峰、とこんなにあるわけです。

とりあえず中国狂の姉に「三十六計って何?」と聞いてみると「孫子の兵法が三十六あるから…」それは知ってるが「孫子がたまたま三十六あったから三十六なわけ?三十六に意味ないの?」「知らん」
というわけで三十六禽の話をする。
「そういや、水滸伝も108人を36と72に分けるね…・36+72…108、間違ってないね」
「……(足している)うん、間違ってないね。そっか、72は36の倍数か……昔は12進法とかいうやん?」
「12進法?」
「時計とか。だから36進法とかあったのかな、と……36も12で割れるか。12×3は36…って繰り上がらないと12進法にならんやんっ!(自分で突っ込む)」
「繰り上がりって?」
「(脱力)一つ上の位に上がるのよ…12になるとゼロが増える。12、36、72、108。12で割ると、1、3、6、9。おおお、割れるやんっ!…3の倍数?6あるから奇数偶数ってわけじゃないね。あと何かあるかな?……易は、八卦か」
「いや、易は8×8=64だけど、算木は6なのよ。なんでかなあと思ってたんだけど」
算木というのは易を占う時に使う、陰陽を表す木です。
「易はじゃあ、6?あれ、五行は?…5か、じゃあ、5に中心を加えて6!」
「足していいの?」
「……いいんじゃない?」
「太極も数に入れると確かに6」
「円は360度だねえ…あ、そうか、フギとジョカはコンパスと定規を持ってるやん!」「そうか」……何がそうか、か不明ですが、まあ、色んな数字が出たことは間違いなかったのでした;;
このサイトでは大変お世話になっている『暦と占いの科学』(永田久、新潮選書)。とりあえず数といえばこれにあたってみることに。
暦というと、二十四節気、七十二候ていうのがありましたね。これは「一年を三六○日とすれば、二四等分した一五日、その一節気を三等分して五日ずつ区切ると一年は七十二候に分けられる」(『暦と占いの科学』より引用)のだそうです。そいでもって、七十二候は太陽暦に基づくのだそうです。
ここで出てきた数字が24、72、360。みんな12で割り切れてしまうわけです、ふむ。
同書によれば一年を360日にしてしまうやり方は世界各地にあるそうです。時間はぐるぐる回っているわけだから、やっぱり円と同じ360?(^^;;意味不明)
四六時中という言葉があるが、この語源は4×6=24、ということで二十四時間という洒落だというのは有名なので御存知の方も多いでしょうが、この言葉が出来た頃には既に一日は24時間だったということのはずだが、でも、昔は時刻は十二支で分けられていたのだから、二六時中となりそうなものだが、でもでも、一刻(二時間)を四つに分けて、30分ずつ「一つ」「二つ」「三つ」「四つ」と呼んでいたから、結局、二時間を四つで割れば、やっぱり24?またもや意味不明。
結局、『暦と占いの科学』では答え出ず。かくして謎は深まるばかりなのでした。
この項、「三十六〜解決編」へ続く(解決編はあるのでしょうか?;;)。

 「歴史の小舟」最初に戻る


三十と三十三と三十五(三十六番外編)

「三十六」をお読みになった方、もしかして素朴な疑問が浮かびませんでした?
「もしかしてさ〜、これさ〜、三十六だけじゃなくて数字はどれもたくさん載ってるんじゃないの?」って。
実は私もそう思ってですね、アトランダムな数字で調べてみたんですよ。 とりあえず三十。ところがっ!あるじゃないかっ!

さんじゅうごけ【三十後家】三○歳代の寡婦。

(・_・;;;ドキドキドキ;;ちょっと違う;;

さんじゅうばんしん【三十番神】
三○柱の守護神。一ケ月三○日間、毎日交替して法華経を守護すると信ぜられた法華守護三十神が著名。初め天台宗で、後に日蓮宗で信仰された。

へええ、知らなかったな(しみじみ)。あとは…三十年戦争…ん?

さんじゅうふりそでしじゅうしまだ【三十振袖四十島田】
年増女が年不相応に若づくりをすることをあざけっていう語。

……;;;;;ノーコメント。じゃあ、三十五。うっ、ある!

さんじゅうご-ミリ-ばん【三十五─判】
幅三五ミリメートルのロール-フィルムを使用するカメラの画面の大きさ。縦・横が二四ミリメートルに三六ミリメートルの大きさ。

二十四と三十六がっ!…なわけないやん;;三十五はこれ一つ。どきどき;;

三十三は結構あるんですよ。
三十三回忌、三十三観音、三十三間堂、三十三所、三十三身、三十三天、三十三番、三十三開。
うううううむ。ほとんどが仏教関係なので出ところは一緒ということでしょうか。三十三開だけは農業関連ですが。
間を取って三十四でどうだっ。あっ、そのものずばり「さんじゅうし」が!

さんじゅうし【三銃士】

ちがーうっ!三十四なし。じゃあねえ、じゃあねえ、三十二?それとも三十一…………永遠に続く。

 「歴史の小舟」最初に戻る


indexに戻る